
【VOO】はインデックス投資の王道とも言えるETFです。
とても人気があり、最も有名なETFと言っても過言ではありません。
著名投資家のウォーレン・バフェット氏は、
自分の死後は、資産の90%を低コストのS&P500インデックスファンドに、10%を米国短期国債に投資するように
と、奥さんに伝えているそうです。
- S&P500指数に連動
- インデックス投資の王道
- 経費率が低い
バンガードS&P500ETF【VOO】とは
【VOO】はバンガードS&P500ETFといいます。
米国の主要業種を代表する大企業500銘柄で構成される、S&P500指数に連動したパフォーマンスを目指しており、大型株を中心に構成されています。
「NYダウ」「S&P500」「NASDAQ」は特に有名な指数となっています。
【VOO】の基本情報
構成銘柄 | 505 |
分配利回り | 1.66% (過去12ヶ月分配金利回り) |
分配頻度 | 年4回(3,6,9,12月) |
経費率 | 0.03% |
設定日 | 2010/09/07 |
【VOO】のチャート
VOOの設定来のチャートになります。

VOOはリーマンショック後に運用が開始された比較的あたらしいETFです。
コロナショックの影響もあり株価が急落しましたが、すぐに回復して最高値の更新を続けています。
チャートで見ると、上下を繰り返しながらキレイな右肩上がりとなっていて、インデックス投資の王道と呼ぶに相応しいETFです。
現在は、コロナ後の金融引き締めの最中であり、ピークからは大きく下落していますが、アメリカの大企業に一括投資できるのは魅力的です。
【VOO】の利回り
対前年末株価から算出した、過去5年の分配利回りです。
分配利回り | |
2021年 | 1.58% |
2020年 | 1.80% |
2019年 | 2.42% |
2018年 | 1.93% |
2017年 | 2.13% |
過去5年の平均利回りは、おおむね2%となっており、直近だと2%を割り込んでいます。
分配利回りは低めになっていますが、チャートから見て取れるように、値上がり益(キャピタルゲイン)が非常に優れています。
分配金はおまけ程度で。
【VOO】のリターン
トータルリターン | |
1年 | -15.39% |
3年 | 8.16% |
5年 | 9.23% |
10年 | 11.68% |
設定来 | 12.54% |
VOOの設定来リターンは10%を超える、優れたパフォーマンスです。
分配利回りは2%程度ですが、圧倒的な値上がり益が見込めます。
本当に「これさえ買っておけば良い!」と思えるETF。
【VOO】の構成
情報技術セクターの割合が最も多く、25%以上を占めています。
ヘルスケア、一般消費財、金融などが続き、それぞれ10%以上を占める割合となっています。

Apple Inc. | 情報技術 | 6.85% |
Microsoft Corp. | 情報技術 | 5.70% |
Amazon.com Inc. | 一般消費財 | 3.29% |
Tesla Inc. | 一般消費財 | 2.32% |
Alphabet Inc. Class A | 通信サービス | 1.88% |
Alphabet Inc. Class C | 通信サービス | 1.69% |
Berkshire Hathaway Inc. Class B | 金融 | 1.58% |
UnitedHealth Group Inc. | ヘルスケア | 1.55% |
Johnson & Johnson | ヘルスケア | 1.41% |
Exxon Mobil Corp. | エネルギー | 1.19% |
GAFAM(アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット、メタ(フェイスブック))が構成銘柄上位を独占しています。
構成銘柄TOP10に入っていたメタ(フェイスブック)は、1.02%で11番目になっています。
代わりに、近年S&P500に採用されたテスラが2.32%で構成銘柄上位に組み込まれています。
VOOは、GAFAMだけでおよそ20%の割合を占めるETFです。
まとめ
VOOは、低コストでS&P500に投資ができ、インデックス投資の王道と言えるETFです。
- 株価は10年で3倍
- キャピタルゲインが優れている
- 経費率が0.03%と低い
- 買付手数料が無料(SBI証券、楽天証券など)
リーマンショック後に設定された比較的あたらしいETFですが、右肩上がりで順調に成長を続けています。
永久保有を前提に適宜買い増しています。
分配金は控えめですが、すべて再投資に利用しています。