
投資を始める時、キャピタル・インカムのどちらを重視するか迷うのではないでしょうか?
VYMは、キャピタルゲイン・インカムゲインの両方を狙うことのできるETFです。
我が家の「永久保有ETF」VYMをご紹介!
おおむね3%程度から高配当銘柄と言われますが、VYMの過去12ヶ月分配金利回りは3.07 %(2022年9月30日)です。
- 米国の高配当ETF
- 大型の優良株に投資
- キャピタル・インカム両方を狙える
バンガード・米国高配当株式ETF【VYM】とは
【VYM】はバンガード・米国高配当株式ETFといいす。
平均以上の配当を出す普通株式で構成されるFTSEハイデビデンド・インデックスに連動する投資成績を目的としています。
大型株の中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を重点的に組み入れています。
大型株で構成されているから安心感があります。
【VYM】の基本情報
構成銘柄 | 443 |
分配利回り | 3.07% (過去12ヶ月分配金利回り) |
分配頻度 | 年4回(3,6,9,12月) |
経費率 | 0.06% |
設定日 | 2006/11/10 |
【VYM】のチャート
VYMの設定来のチャートになります。

リーマンショック以降は、順調な右肩上がりのチャートとなっています。
「コロナショック」により大きく値を下げましたが、回復し最高値を更新しています。
高配当ETFということで、金融セクターの組入が多くなっていますが、リーマンショックを乗り越えた実績があるので安心感があります。
3%を超える分配利回りとキャピタルゲインも狙えるETFです。
【VYM】の利回り
対前年末株価から算出した、過去5年の分配利回りです。
分配利回り | |
2021年 | 3.38% |
2020年 | 3.11% |
2019年 | 3.64% |
2018年 | 3.09% |
2017年 | 3.17% |
過去5年の平均利回りが3%を超えています。
安定した利回りですが、高配当ETFとしては若干物足りなさを感じます。
【VYM】のリターン
トータルリターン | |
1年 | -5.28% |
3年 | 5.53% |
5年 | 6.54% |
10年 | 9.92% |
設定来 | 7.39% |
直近でみると、コロナ後の金融引き締めなどの影響に伴い、株価は下落傾向にあります。
ただし、設定来リターンは7%台となっています。
3%を超えるキャピタルゲインと、インカムゲインの両取りができるETFとして、十分なパフォーマンスを発揮していると思います。
キャピタル+インカムの両方が狙えるETF!
【VYM】の構成
「金融」が約20%と最も多く組み入れられていますが、「ヘルスケア」、「生活必需品」、「資本財」、「エネルギー」など、幅広いセクターで構成されており、400を超える銘柄に分散されています。

Johnson & Johnson | ヘルスケア | 3.44% |
Exxon Mobil Corp. | エネルギー | 2.92% |
JPMorgan Chase & Co. | 金融 | 2.44% |
Procter & Gamble Co. | 一般消費材 | 2.42% |
Home Depot Inc. | 一般消費財 | 2.28% |
Chevron Corp. | エネルギー | 2.26% |
Eli Lilly & Co. | ヘルスケア | 2.18% |
Pfizer Inc. | ヘルスケア | 1.98% |
AbbVie Inc. | ヘルスケア | 1.90% |
PepsiCo Inc. | 生活必需品 | 1.81% |
構成の上位銘柄には、世界的な大企業が名を連ねています。
高配当だと経営状態の思わしくない企業が組み入れられることも多いですが、VYMは優良大型株に重点を置いているので安心です。
また、高配当を維持するため、無・低配当のGAFAMは入っていません。
GAFAMが組み込まれていないため、S&P500指数に連動しているETFにはリターンで劣ってしまいます。
まとめ
VYMは、米国の高配当ETFです。
インカム・キャピタルの両方に優れており、経費率も低いので長期の運用にも向いています。
- 分配利回りは、おおむね3%
- 分配金だけではなく、米国株式の成長に応じたキャピタルゲインを得られる
- 信託報酬は0.06%と低い
- 400を超える銘柄で構成され、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を重点的に組入れている
金融セクターが多めに組み入れられていますが、リーマンショックといった金融危機を乗り越えているので、安定感があります。
永久保有を前提に適宜買い増しています。
ドル生産マシンとしても活躍していて、分配金はすべて再投資に利用しています。